今日は水戸まで水郡線沿線を走る。基本的に水郡線を絡みながら走る118号を行く予定だった。
事前の予想としては、このルートは海に向かっているので下り傾向、ひなびた道路で交通量は少ない、したがってコンビにも少ないので行動食は事前に多めに調達しておくこと、であった。ところがこれが外れた。次から次にある登り。房総半島のルートと同じだ。あれよりもスケールが大きいかもしれない。そして118号は立派な幹線道路だった。交通量もそれなりに多く大型車も走る。それでもそれ以上に美しい景色を堪能したコースだった。久慈川沿線はすばらしかった。わたらせ渓谷と同じように紅葉のシーズンはさらにすばらしい筈。
この日もGPSで118号と平行して走る小さな道を探してはそこを走ってみた。するとそこは老夫婦が昼休みに田のあぜ道でのんびりと二人仲良く並んでお茶を飲んでいる光景に出会える。里道、こんな道が好きだ。心が洗われる。この辺も田の代かきが終わり田植えの準備が万端だ。同時に散り残った桜の花びらが地味な田んぼの中でピンクを主張している。山あいのこの辺は昨日走った大田原、那須近辺と比べて大きな水田は造れない。小さな田んぼが何枚も重なっていた。
財政危機とそれへの数々の対策で有名になった矢祭町の近辺からは久慈川をはさんで対向する山々が実にすばらしかった。あの景色をもっと観光資源として利用すれば町の財政も豊かになりそうだけど。。。。
水郡線の写真は幸運にもベストプレースで撮れた。鉄橋を渡るときに偶然出くわしたので急いでカメラを取り出した。ラッキー。
水郡線沿線には古木が多い。そのうちの一つ、大子町にある近津神社の鉾スギに立ち寄った。近津神社は静まり返った杉の巨木の中にある。樹齢1300年。天然記念物のこの鉾スギは意外と若々しかった。古木に直接触れて「気」を感じたかったが残念ながら塀に囲まれていて触れなかった。残念。http://www.geocities.jp/ir5o_kjmt2/kigi/sugihok0.htm
その後は袋田の滝を見物。流石に人が多かった。それだけのことはある。実の豪快。水量も豊富。凍った姿を見たいものだ。
118の交通量に辟易としてきた頃にエスケープとして165を走ってみた。ところがまたここが激しいアップダウンのルートだった。118とほぼ平行しているが118から久慈川まだ一気に下ってからさらに登り返す。道は静かでいいコースだが長距離を走ってきた後でのこのアップダウンにはちょっとまいった。で、結局また118に戻ってきた。
いくつものアップダウンを経てからいよいよ水戸市内へ。最後は那珂川に沿ったサイクリングロードを数Km走って市内に入って水戸駅には薄暗くなった6時過ぎに到着。145Km.
ここで同行の二人は輪行で帰京。二日間、ありがとうございました。
私は駅前のホテルに投宿。昨日と同じように自転車を枕に寝た。
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