我が武蔵村山市初めてと言われている交響曲第九番合唱の公演がうまく終わりました。主催者側としては大成功との評価です。
何しろ初めてですから。それがとどこおりなく終わり参加者も観客もともに満足しているようでした。
そもそもここは東京郊外の純農村地帯。市民会館でオーケストラの演奏会は開かれたことがない。失礼ながらクラシックに親しんでいる方が少ない、と思う。そんな街で開かれた第九コンサートでした。
それでも参加者は一所懸命に歌い、観客は大いに感激し楽しんだ様子でした。これでこの街にもクラシックに親しみを持つ方が増えたでしょう。いいことです。これからはどんどんクラシックのコンサートを開いて欲しい。
指揮:現田茂夫
管弦楽:東京交響楽団
ソプラノ:岩下晶子
アルト:小野美咲
テノール:与儀巧
バリトン:押川浩士
合唱:さくらホール「第九」を歌う会
副指揮:米崎栄和
合唱指揮:木場義則
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今日は朝から気合が入っていた。早朝から10Kmのラン。雨の中でも走りました。そして、会場である市民会館に。
本番の舞台に乗る練習から始まってオケとの合同練習。私は最前列の中央になった。身長を考慮して主催者が決めたこと。ゲネプロで登壇してみるとソロの四人がすぐ前に並んだ。私の直前にうら若いアルトの女性が立った。大柄な方だ。でも普通の女性。30代?ごく普通の若い女性だ。この方が歌うのか、と言う感じだ。(この方は本番では大胆に背中を出したドレスをまとって登場。目のやり場に困った。でもしっかりと指揮者を見てました。)
ゲネプロの後はいったん控室に戻って最後の調整。
3:30からまずエグムントの演奏。これは前座。20分くらいで終わる。すぐに第九の第一楽章が始まる。これを機会に控室にいた我々は整列して舞台のそでに移動。すぐ近くではオーケストラが第一、第二楽章の演奏をしている。雑音を出さないように静かに待った。独唱者も近くに来て待っている。
聞いていると各楽章の演奏が終わるごとに多くの観客から拍手が湧いた。通常は楽章ごとには拍手はないがこの辺はクラシックになじみがない方が多いせいかな。でもこれでいいと思う。クラシックに馴染みがないかたがこれで馴染んでくれればいい。
第二楽章が終わるといよいよ我々が登壇。練習通りに進んで舞台に上がった。明るい。観客席は暗くてよく見えない。どのくらいの観客が来てくれたかが感心だった。どうやら8割くらいの客席が埋まっているように見える。ちょっと安心。事前には半分くらいしかチケットが売られてないと聞いていたので安心した。
登壇して第三楽章の演奏の間はベンチに座って待つ。そして第四楽章。まずバリトンのソリストがすっと立つ。それに続いて合唱団が立つ。いよいよだ。
大きな合唱の響きの中につつまれる感覚はなんとも心地よい。観客が感動する前に合唱団が感動してしまう。でもいいんです。この感動を伝えられればいいんです。
思い切り歌ってあっという間に演奏は終わった。手ごたえがあった。ソリスト、指揮者は終わらない拍手で何度も呼び戻された。この辺は普通。
一応の花束贈呈が終わってオケも引き上げた。合唱団も引き上げるときに観客から「よかったよ~~」との大きな声。拍手が一層大きくなった。地元の方々の手ごたえを感じた。あとで聞いても誰もが高い評価をしてくれた。それが素人の評価でもいい。こうしてクラシックに馴染みのかたが増えてくれればそれでいいと思う。
公演後はソリストも含めた解団式。アルコールなし。市の教育長も参加して盛り上がりました。
夜は公演に来てくれた家族、妻の姉妹と一緒に食事。おいしくイタリアンをいただきました。
7月から始めた練習。11年ぶりの第九合唱の練習も楽しかった。後半は練習が平日になったので参加が難しかったが歌詞も思いだし歌えるようになった。楽しい時間でした。
中には音がだいぶはずれているお年寄りもいました。それでもいいんです。他の方々が補いますから。それが合唱ですから。
それよりも1,2回しか練習に参加してないのに本番の今日突然現れたかたもいました。これはどうなんでしょう。
まあ、また、いつか。第九の合唱は楽しい。
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